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世界から猫が消えたならの14のネタバレレビュー・内容・結末

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

私が生まれたことで、感謝してくれた人がいるんだ、それってすごいな、命って尊いんだな。有無言わせない強力な、そしてとてもシンプルなメッセージを受けとった。
この世界に何か残したいって思った。ありがとうって言われる存在でありたいな。


今まで、どの作品でも中盤〜終盤に向けて感情が高ぶってくることが多かったのだけれど、この作品はラストシーンが一番の感動のピークだった。
原作を読んでいても感じてたのだけど、途中まで何が言いたいのか、薄っぺらだなって感想しか抱いてなくて。
でもそれは自分がこの作品の意図を汲み取れてなかったことに後になって気付いた。
最後のお父さんの一言に全てが集約されてた。本当にシンプルに、愛の話だった。

命と引き換えにいろんなものを消しながら、自分を取り巻く世界と対峙して、そこで愛の存在に気づく話。
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