オートバイファックだけで伝説になろうとしており、一点突破ぶりが潔い。そして“普通に面白い”。こんな“普通に面白い映画”を量産できる70年代東映が恐ろしい……
本編から切り離されたように、OPとEDだけは主題歌が流れつつの、主人公たちスケバングループを映したラフなカットの積み重ねになるのが、突き放した感じで良い。特に最後はメンバーのクロースアップのつるべうち、からの池玲子の顔面でストップモーション→「終」、となんにも意味がないけどすごく良い。
エレベーターレイプシーンで、たびたびエレベーターを外側から撮ったショットがインサートされたり、妙にシブい絵を入れくるあたりも良い。