美しき哀愁の旅。
製作総指揮は侯孝賢。台湾の空撮が見られると思って見始めたら思った以上に社会派な作品でした。
美しい自然をたっぷり映すから余計に変化を突きつけられます。山奥のリゾートで深呼吸して喜んでいた自分を思い出すと胸がチクチク痛みました。環境破壊のしっぺ返し。異常気象は台湾でも深刻だそうで5日間で年間総雨量分降った年もあったり、年々水害が増えるそうな。阿里山の駅の裏がこんなごっそりコケているのは知らなかったし、台湾の3/4が山だということも忘れていました。人間って欲張りな生き物だなぁとつくづく思う…でも、もう元の暮らしには戻れない…できることからコツコツ積み重ねたいなぁと思いました。