風来坊

ヒットマン: エージェント47の風来坊のレビュー・感想・評価

3.5
人気ゲームシリーズの実写映画化第2作目。続編ではなくリブートらしい。遺伝子操作で生み出された究極の暗殺者"エージェント47"がある女性を巡る壮絶な戦いを展開する。アメリカ、ドイツ、イギリス合作のアクション映画。

原作は世界で人気のゲームシリーズ。私もPS2の「ヒットマン2サイレントアサシン」とPS3の「ヒットマンアブソリューション」をプレイしました。私も2作しかゲームをプレイした事ないので偉そうな事は言えませんが、お節介ながらゲームを知らない人に簡単に説明するとゲームはいわゆるステルスアクションゲームでプレイヤーはエージェント47という暗殺者のハゲとなり、敵に気付かれないよう隠密に速やかに標的を暗殺するというもの。

前作もそうでしたが今作も隠密という割りには派手に暴れ回っていてゲームの世界観はいずこへ(・_・?)
まあ…ゲームでも評価は下がるが隠密に行動せずに正面突破しても別に構わなかったりするので何とも言えないところ…。

ストーリーはゲームの世界観に近いんじゃないかなと思います。演出も変装というかコスチュームチェンジをちゃんと入れてますし原作に忠実。前半はエージェント47を善悪を曖昧にしていて、尚且つ女性の秘密も相成って面白い。しかし女性の秘密が明らかになってからは面白味に欠け失速。それからは「リベリオン」に似たガンアクションとスタイリッシュな迫力のあるアクションシーンを楽しむだけの映画になっていると思います。

前作は主人公をティモシー・オリファントが演じていて本作はルパード・フレンドにバトンタッチ。個人的にはティモシー・オリファントの方がスキンヘッドが似合っていたし貫禄があって好きです。ルパード・フレンドも上手いですが優しさが顔に出ちゃうんですよね。

ヒットマンというゲームの世界観を少し知っていないとイマイチ分からない部分はあると思いますが、スタイリッシュでスピーディなアクションシーンは観ていて楽しいのでアクション映画好きな私にはなかなか楽しめた映画でした。
風来坊

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