ゆず

ナイスガイズ!のゆずのレビュー・感想・評価

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)
3.9
メンズデーのレイトショーにぴったりなバディムービーだった。凸凹コンビ、適度なバイオレンス、適度なサスペンス、適度なエロ、たっぷりの笑いと可憐なガール。

ライアン・ゴズリングのコミカルな役柄は初めて見たけど驚くというよりはそれもハマっていて違和感なく楽しめた。金と酒に目がないヘッポコ探偵なんだけど、最愛の娘が絡むと本気になるというか、娘への愛をビシバシ感じるシーンもあった。それは裏を返せばシングルファーザーの彼にとって娘だけが唯一残ってる宝物だからなのかもしれないが。

その娘役を演じたアンガーリー・ライスちゃん、またすごい子が出てきたな〜という感じ。時間経過とともにドンドン彼女の魅力に惹かれていってしまう。ヒロインにあたる役をヘッポコ探偵の娘に設定したのは大正解だったと思う。だって彼女を見るラッセル・クロウおじさんの表情のやさしいこと!俺あんなやさしい目をしたラッセル見たことねえです。

そのラッセル・クロウは剛腕示談屋としてこれまた素晴らしいキレものっぷり。暴力の使い所を心得ているというか、効果的な使い方を分かってるというか、とにかく味方じゃない奴への容赦のなさ、しかし子供の味方なのでアンガーリーちゃんを見る瞳のやさしさ、そのギャップも良かった。そのハムのような体型も本当にハマっていて、あんだけゴズリングを痛め付けた人なのになんだか可愛らしさを感じる余地すら残されているという。いつの間にかゴズリングとラッセルのことが大好きになってしまう映画だった。もちろんアンガーリーちゃんも!
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