監督・脚本のシェーン・ブラックの鬼畜さ、というか特に女性への加虐癖(死への非情さ)みたいなものが垣間見える瞬間が何度かあってそれが個人的に辛かった。
そういえばシェーン監督がかつて脚本を手がけた「リーサル・ウェポン２」でもヒロインの死がとても厭な感じで、子供の頃に観たのにずっとそれを覚えている。やっぱりあれもこの監督の性だったのかも。
そこを除けば、この映画は一級のバディムービーとしてすこぶる面白い。
腕っ節が立つが女子供には優しいラッセル・クロウ、あまりにもへっぽこすぎて可愛らしいライアン・ゴズリング(こんなにコメディの才能があったとは！)、大人達より超有能でタフなアンガーリー・ライスの三人が最高！
アンガーリー・ライスは最近だと「スパイダーマン ホームカミング」にも登場してます。
変わった黄色いドレスがよく似合う失踪娘役のマーガレット・クアリーは次はNetflix版「デスノート」でミサ役を演じますが、スパイク・ジョーンズが手がけたKENZOのCMで踊り暴れる姿が印象的だったので、今作で彼女が気になった方はyoutubeで『KENZO World the new fragrance』をチェックしてみるのがお薦めです。
