人が生まれて、どこかで死んだ。
ただそれだけの話で
結果を見れば全部同じだけど、その人が誰と出逢ってなにを見たかによって人生の彩りが変わってくる。
最後は1人でも、誰とも関わってこなかった人なんていないんだ。
素晴らしい。
完璧な映画に出逢ってしまった…
演出が、もう最高。
毎日同じ人生を送っていた主人公ジョン・メイの変化がありありと感じられた。
焦がして食べれなかった魚を、食べれるようになってたり。
進行方向と逆方向に座っていた電車が進行方向に向かうようになったり。
慣れないお酒を飲んでみたり。
自分がしてこなかったことをして、初めて今までの人生から道を作れるということなのかな。
もし、ずっと同じ人生を過ごしていたらジョン・メイの人生はあんなことにならなかったかもしれないけど、変化する感動は味わえなかった。
どちらがいいのかはわからないけど。
私はこの映画を見れてよかった。
