予告編のトム・ヒルドストンの肉体美に惹かれて公開されて直ぐに渋谷HTCへ。
大まかなストーリーの流れは難解ではないが、細部の表現が解釈に困るところがあるので映画としてみると難解な印象。ただ、雰囲気映画としては成功していると思う。タワーマンションかっこよし。
誰もが羨むタワーマンションに引っ越してきたロバート。タワーマンションの住民と交流を持つ中で、その内部の歪な構造があることに気が付く。上流階級が住む高層階では富裕層が毎日パーティに明け暮れている。かたや、労働者階級が住む低層階では、富裕層の贅沢の影響でライフラインが止まってしまっている。
そのような状況のため、自然と蓄積されていく低層階住民の不満がタワーマンションの停電で一気に爆発する。その結果、タワーマンションにカオスが訪れる。どうなる!?タワーマンション!!
タワーマンションの在り方は社会の縮図であると理解は出来るけど、それだけじゃない。貧困層は富裕層を羨み、富裕層は貧困層を見下す。そんな潜在的な人間心理が表面化したらこんなカオスが生まれるのだろうか?
軒並み低評価だけど、訳の分からなさを含めて僕は好きです。