できないことの原因を、怠惰だとか素直さが足りないだとか言われることの辛さを思い出した。私もつい最近まで、周りにできて自分にはできないことが許せず、自分には何か欠陥があるのではないかと思い、辛い気持ちになることがあった。大人になり、人の特徴は一人一人違って、それは本人の努力で変えられないこともあることが分かり、辛いときにも前を向けるようになった。
映画に出てくる絵が毎回素敵で、視覚的にとても楽しめた。
最後の結末は途中からなんとなく読める感じで、ストーリー自体は少し退屈。「ふつうのこと」ができなくても、違う所で輝くことはできるってことを伝えたかったんだと思うけど、彼はたまたま芸術で特出した才能があっただけで、多くの人は1番になれるような才能を持っていないことを忘れていると思う。結局、「勝つ」ことにこだわっている感じがした。