えれりーな

バービーのえれりーなのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
4.1
1回目感想(2023/12)
イギリス行きの飛行機で鑑賞。なんとなくメッセージ性を読み取れたようなよくわからなかったような…
メッセージがうまく読み取れたら、もっと面白く観れた気がする。
帰国するときにもう一回観ようかな…

2回目感想(2024/1)
帰国便でもう一回鑑賞。さすがに2回観るとだいぶ解像度が高まった👍
私が読み取ったメッセージとしては、
・女性も男性もそれぞれが人として尊敬されたいという気持ちがある
・バービーはフェミニズムの足を引っ張るものと捉えることもできるけど、バービーに憧れる女の子がいることも事実

男性に対する嘲笑的なシーンがありつつ、男性の気持ちをちゃんと描写しているシーンもあって、極端なフェミニズム映画ではない所に深みを感じた。印象的なシーンは、人間界でケンが人気者になりつつある時に、マテル社幹部の1人が「売れるなら、主役は変わってもいいのでは?」と言った際に、CEOの男性が、「バービーは女の子の夢を叶えるものだ」とはっきり言った場面。バービーは男性の考える「いい女」像の押し付けのように捉えることのできる一方、CEOには女の子の夢を叶えたいという純な思いがある。男性の行動には、男性なりの思いがあり、その思いに目を向けることで、その行動の深い理解につながるし、男性の行動に対して女性側が納得できなければ、それを上手く伝えることでより良くなっていくのかもしれない。時間がかかってもいいから少しずつ男性優位の状況が改善されるといいなと思う。