ベスティ

セッションのベスティのネタバレレビュー・内容・結末

セッション(2014年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

観るの2回目
今回は結末?知ってるから落ち着いて観られた
ララランドにも出てたつるつるおじたん
確か監督が一緒なんだっけ?

指揮者で指導者で圧倒的支配で演奏者たちの生殺与奪権を握りまくってる感じ、演奏者たちがそれに絶対服従で息をひそめて動いたら殺られるみたいなはりつめた空気感がたまらなくヒリヒリしてリアルで恐ろしい
内向的だけどドラムや偉大になる夢にかなり熱い思いを持っててでもそれを上手く昇華できていない主人公
それを覚醒させたのがフレッチャーだったのかな
一度みんなの前でズタズタに自尊心を傷つけられてそこで燃えて立ち上がることが出来るニーマン
フレッチャーはそんなニーマンの不屈の精神に気づいていたということなのか?
それとも成り行き?

追い出される生徒かわいそう😭
何もみんなの前で体型いじりまでしなくてもいいじゃん😭
お前もその頭皮をいじられても文句言えないぞ😭
ニーマンに何度もやり直し演奏させて徐々にストレス貯めていってストレスゲージMAXになって椅子投げてからのフレッチャー輝きまくってる
もはや生徒に思い切り罵倒するのが目的になっていないか?
直前の休憩時間ニーマンに優しく話しかけてたのがこのための下ごしらえにしか見えない
オカマ唇ってなんなの😭
でも演奏しててフレッチャーにウンウン頷かれると安心するしめっちゃ嬉しいー
飴(超塩)と鞭うめぇ~
フレッチャーは生徒の自尊心が少しでも見え隠れしたらそれを徹底的に叩き潰す
そのタイミングと嫌らしさが絶妙に上手いよね

ドラマー3人に増えてるのウケた
1回ごとにポジション変わってって我が家の漫才みたいだった
いつの間にか全員オカマになってるし
どんどん罵倒の語彙レベルも上がっていく
この中傷の数々がスラスラ躊躇なく出てくる人間性ほんとヤバい
他の休憩入ってるメンバー達の束の間の安心と地獄との隣り合わせであることに変わりない絶望感の描写うまい

いつの間にか演奏したい一心であれだけ怯えてたフレッチャーと普通にタイマン張ってるニーマンすごい
フレッチャーの威圧で叩き潰せないほどにニーマンのドラムに対する自信と自惚れが育ちきったんだな
そしてそうしたのはフレッチャーだ

フレッチャーの指導にいきすぎた所は無かった?
─椅子やドラムセットを投げてきました
わざと精神的な苦痛を与えるような言動は?
─「オカマ野郎」「ユダヤ」他には何も関係のない家族までも中傷の対象になりました

ピアノひいてるフレッチャーとフラッと立ち寄ったニーマンの目が合うシーンララランドかと思った

最後のシーン
ニーマンへの復讐のためなら楽団の演奏をメチャクチャにしても構わないフレッチャー
どこまでも自分自分
勝手にキャラバン始めてみんな乗ってくる展開熱い
ラストはもう言葉はいらない状態
恨みあっていた(?)二人が音楽でいや音楽への異常ともいえる執念いやもはや音楽も関係ないのかもしれない感情の剥き出し合いで通じあう二人
痺れた…

ところでショーンのことフレッチャー確か車の事故って言ってたよな
でも本当は首吊り自殺だったんだよな
その原因が自分だとわかっていたから死因を捏造して発表してたんだよな
それを泣きながら語れるフレッチャー
こわい
そして結局椅子に置いてた楽譜持ってったの誰だったんだろうな
ベスティ

ベスティ