若大将オーウェン

セッションの若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
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男の子が悪い父親(と良い父親)を通じて男になる話

久々に見たけど、圧巻のクライマックスはすごかった。ずっと辛く耐えてきたニーマン同様のカタルシスを味わえる。

フレッチャーは指導者として明らかに間違ってはいるけど、その方向性が簡単に言うと「やる気があってへこたれず頑張れるやつ」であり、決して才能があるからではないのが面白かった。

しごきに耐えれ、貪欲に練習できるやつが才能があるとも言えるけど

歳とったなーと思ったのが、昔見た時はニーマンに割とガッツリ共感してたけど、今はこの方法以外にも全然道はあるし、偉大な道は一つじゃないよ(伝説のロールモデルは一つじゃない)そんなに生き急がなくてもと思ったこと

チャゼルは常に偉大になりたいキャラクターを描く

短く太く生きたい、伝説になりたい、偉大になりたいと思ったことのある人は刺さること間違いなしの激しい一作