セッションのブラックスワンのネタバレレビュー・内容・結末

　音楽は楽しいけど、一流のプレイヤーになる道程は厳しい。師の尊い志しは時には学ぶ者を挫折へ追いやる。これって勉強にしても、スポーツにしても、仕事にしても、各々に学び方や教え方についてはその方法や過程に賛否両論有りますね。
　映画に戻ると、ラストではなんとソコ意地の悪い師匠め❗️元教え子に甘い言葉を囁いて、和解を求めるように気持ちを緩めてドラムに心を戻させておいて。本番当日には楽譜なしで舞台へ招待していた。一気に地獄へ突き落とし、完全に音楽界から葬りさろうとする悪魔のような仕業。冗談なのか、本気なのか。
　完全に抹殺されたかと思いきや、まさかのプレイヤーの反撃が心地良い。音楽の仲間も後押しする。そして師匠も彼の演奏に突き動かされる。
　映画の世界ではあるけれど、上手く乗せられて感動しました。映画の観ドコロであったのかは分からないですが、『学ぶこと』について考えさせられた映画のひとつです。面白かったです。