パトリオット

セッションのパトリオットのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
5.0
音楽に興味あるやつもないやつも、ジャズ知らんやつも誰でもいいからとりあえずこの映画は見ろ。
絶対にな。観終わった後脇汗かいて、なぜか身体が熱かった。
音楽関係の映画トップやわ。
絶対的教授と自分の名を残せたらなんでもいいと思ってる少年。ドラムがあれば他はいらない。
わからないとは言わせない。絶対に何がどうなっているのかはっきりさせる。
後戻りできないように、主人公を入り込ませていく、そして、教授は裏切られたくない人に裏切られたのが一番辛かったであろう。
でも最後のセッションで、裏切られても、やっぱりこいつを誘ってよかったと思える瞬間がまさに訪れて、引き込まれあっていく。睨み合い、自分のステージ、ステージをジャックする。2人だけの世界。
好きでハマっていたものが、命を賭けるものに変わっていく瞬間がすごくわかる。
命の賭け方が尋常じゃない。俺ならあぁ死んでもいいと思えるかもしれない。俺はそんな瞬間はまだ一度もない。なんてつまらない人生を生きているんや。なんで俺はつまらない人間なんだと、思ってしまう。
運命なんてくだらない、全てに逆らって努力だけでのし上がってるのがすごく良い。タイミング、運の悪さがすごく出ているけど、それをはねのかしてる。実力で。

ストーリー展開、音楽、緊迫感、悪意、これぞ音楽であり、ヒューマンドラマであり、最高の映画である。