Shoko

セッションのShokoのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.0
①ララランドに備えて。どういう映画か全く知らずに見たらめちゃくちゃ怖くて嫌になっちゃったけど、時間が経つにつれてもう一回見てみようかなという気持ち。Tシャツだるだる度★★★★☆でした。

② 〖セッション〗(映画/アメリカ/2014)



『名門音楽大学に入学したニーマン(マイルズ・テラー)はフレッチャー(J・K・シモンズ)のバンドにスカウトされる。
ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。
だが、待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの常人には理解できない〈完璧〉を求める狂気のレッスンだった。浴びせられる罵声、仕掛けられる罠…。ニーマンの精神はじりじりと追い詰められていく。
恋人、家族、人生さえも投げ打ち、フレッチャーが目指す極みへと這い上がろうともがくニーマン。しかし…』

今日ブルージャイアント観たら観たくなって久しぶりに観ました。
前回観たのがララランド公開直前とかっぽいからかなり前で、なんかすごい怖い映画っていう記憶しかなかった。
しかもあの頃はまだ今ほど映画観てなかったし、今観たら怖いだけじゃなくてもっと感じることあるかも…って思ったけど普通にめちゃくちゃ怖いだけで終わった。
なんでこんな目にあってまでドラムを…なんで…嫌すぎる。
でも前半の1!2!3!4!(ビンタ)しか覚えてなかったので、後半こんな復讐劇だったの全然知らなくて今年観た中でいちばん怖い映画だったし、それでもラストに2人がなんていうんだ?戦いを経て和解じゃないけど、セッション?なんかそんな感じになったの見て泣いた。
今日あんなに映画館で映画観ても泣かなかったのに!
いい映画だ…とは思うけどなんでお金払って時間使って他人の怒られを見なきゃいかんのだという気持ちもあり、その怒られもザ・パワハラって感じでメンタルをゴリゴリに削られるので日曜の夜に観るものではなかったかもしれない。
合法で認められてる狂人映画って感じがして好きです。

それにしてもディミアンチャゼル、毎回全然違う感じの映画作るのにテーマは音楽から離れられないの、ジャンル変わっても性癖変わらない同人作家みたいだな〜って思いました。

③ 〖セッション〗(映画/アメリカ/2014)



『世界的ジャズドラマーを目指して名門音楽学校に入学したニーマンは、伝説の教師と言われるフレッチャーの指導を受けることに。しかし、常に完璧を求めるフレッチャーは容赦ない罵声を浴びせ、レッスンは次第に狂気に満ちていく』

え、もう10年ぐらい前の映画なの?時の流れこわすぎ。
それはそれとして配信でしか観たことないし、映画館でやるなら一回ぐらい行っといた方が良さそうと思って行った。

最後まで観ると「やっぱり最高の映画だなあ」となるんだけど、そこに至るまでの感情が毎回違うの自分でもおもろい。今日で多分観るの3回目なんだけど1回目観た時は怖すぎ無理ってなり、2回目はなんか泣けたけど、今日は「よくこんなスラスラと悪口出てくるなあ〜」と思ったら面白くなっちゃってずっとニヤニヤしてた。あとニーマンってこんななで肩だったっけ?!ずっとTシャツがすごいだるだるって思ってたけどTシャツはそんなにだるだるしてなくてとにかくなで肩だわ!と思ったらなんかずっとなで肩ばっかり気にしてた。こんなになで肩の人久しぶりに見たかも。あと口がちょっと小さい。
これってさ、とにかくパワハラ部分が印象的というか大体そこしか感想残らなさそうなんだけど、パワハラは良くないって一概に言えないラストなのがなんとも…本物ならパワハラ如きで潰れないってことだとしても、パワハラ乗り越えちゃって、乗り越えた先にあるのがあのセッションだと思うと、パワハラもそんなに悪くなかったな…となり…これはパワハラする側の人は観たらダメな映画なんじゃない?!って思ったら怖くなっちゃった。パワハラはね、ダメよほんと。この感情を引きずったまま次に観る映画がハイキューなの悪手だったかも。
私はパワハラされたこともないしそういう心の傷はないけどそれでも観るのしんど〜ってずっと思ってたけど3回目にして慣れてきた、このラストのためにまた観たくなる。オールタイムベストになっちゃったかもしんない。
てか今更だけどこれも音楽ジャスティンハーウィッツだったんだ、と知った。

最近なんかやたらめったらとリバイバル映画多くない?しかも配信でもあるくせに特殊興行とか言って高い値段取るのなんなんって思ってたけど、セッションをまた映画館でやってくれてありがとう。
周りもそういうオタクばっかりだったのかみんなちゃんと静かですごく良かった。
あと、フォントが好き。
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