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セッションのいのネタバレレビュー・内容・結末

セッション(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

無駄がない映画ってこういう形だと思う
圧倒的、本当に圧がある
最後の場面に全てが収束してそこで終わるのがずるい
骨子は他者から見ると狂気にも感じる熱を音楽に向け、それを成すために邁進する2人の話で、最後の最後で2人は音楽を通して同じものをみる、そこに至るっていうのが凄い(僕はあくまで2人が理解しあった訳ではなく、辿り着いた先が交差したという捉え方をしました)
お父さんの使い方がいい、映画を見る人間と近い視点が作中にあるのでまさに圧を感じることができる。ラスト、舞台裏から息子を見るお父さんは何を思っていただろう。
それをしたい、それしかできない、それをし続ける。その先にある極点、人間としての偉大さ。テーマが音楽を、映画を通してみている人間に直撃する凄まじい映画でした
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