音楽大学のジャズ専攻科のお話。見ているうちに、主人公と鬼教官が「愛と青春の旅立ち」のリチャード・ギアとルイス・ゴセット・jrに見えてきた。軍隊からジャズの世界に舞台を変えているが、とても似ていると思う。主人公を高みに上らせるために、特訓と虐待の境界線まで追い込む教官の姿が描かれている。昔はこんな風に飴と鞭を上手に使い分けて、生徒を引っ張って行く先生が少なくなかったが、今はそんな先生が暴力教師として排除される時代になった。当然、秘めた能力を発現できる生徒も激減していることだろう。残念なことである。
