こんな部活作品見たことない。
本作で一番印象に残ったのは
「この世の中で何より危険な言葉を教えてやる、"上出来だ"だよ。」
というセリフ。
似たようなセリフを高校時代に所属していた部活動の顧問から言われたことを思い出した。
当時は「何言ってんだ、普通にしてくれ」と思っていたが、今思えば言った側の心情も理解出来る。
本作は部活に心血注いだ人は共感できるかもしれない。
広告での印象は「熱血先生の吹奏楽部」であったが、良い意味で裏切られた。
熱血なんてもんじゃない、もはや狂気に近い。
血の滲む努力と言う言葉があるが、本作は練習のしまくりで出血なんて当たり前。
何か成果を出したい、打ち込みたいという人には刺激になる作品だと感じた。