まずタイトルにヒラリースワンクIN なんて商業目的のキャッチコピーはいらない。WOWOWにて鑑賞した際そんなタイトルはついてなかった。ホテルルワンダやナイロビの蜂以来だっけなアフリカの歴史を視聴者にメッセージ性たっぷりに提示する映画は。
白人の支配から抜け出し、民族の和解と統一を求め始めた南アフリカ。白人支配当時の犯罪は民族和解委員会の聴聞会で、全てを告白すれば恩赦で無罪とされることとなったのを背景に描かれる、ドキュメンタリー風の社会派映画。主人公はヒラリースワンク演じる弁護士がとある黒人が白人によって不当に受けた拷問を法廷で真実を申請し白人男性に逮捕状を出させるまでを描いている。
淡々とした法廷シーンが多いが随所に描かれる心理描写。
長くなるのでその辺りは省くけど理不尽さに傷を負い怒りを覚えて生きることは違うと思わせてくれる映画。