弱い爪先

ランダム 存在の確率の弱い爪先のネタバレレビュー・内容・結末

ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

彗星が観測できる夜。
集まったかつての友人たちは近況報告やジョークを言い合うも、どこかぎこちない。攻撃的なジョークに皮肉がときおり飛び交う中、突然の停電に、スマホの故障。あたり一帯停電の中一見だけ電気のついている家。
「誰か連絡手段のある人はいないか?弟に電話をかけないといけないんだ」
というヒューの言葉から事態はどんどん予想もつかない方向へと向かっていく。


__ネタバレ__

スケールは小さいものの、ラストを含めてとてもスマートに展開されていたと思う。基本的に家の中、それもリビングしかうつしていないが次々とうつる8人の表情や台詞をみたり聞いたりしていると意外と退屈しない。
何よりラストがとても良い。
家:パスワードもそうだけど、かつての友人たちが集まるものの昔のような居心地の良さは取り戻せず、かといって完全に他人ではないため肉を切るようなジョークを言い合ったりしてしまう中展開されるSFサスペンスというのが個人的にツボ。

リーが1人だけ良い子だったのにろくでもない男と付き合ってた大丈夫か?と思ったりもした。ただそのろくでもない男も、悪いヤツではなさそうだけど…。
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