ロアー

ブロークン・ポイントのロアーのレビュー・感想・評価

ブロークン・ポイント(2014年製作の映画)
3.0
#ウィショ君祭 15作目

チェーホフの『かもめ』を題材とした映画だそうです(アメリカ映画なのでかもめはハクトウワシにチェンジ)
『かもめ』を読んだことないせいなのか何なのか、ちょっと理解が難しい映画でした。

まず登場人物を把握するのが難しい。
誰と誰が結婚しててるのか分からなくなってしまってもう最初っからダメでした。一度に登場人物を出されると私の脳はついていけません。
魅力的に思えるキャラがハーブしかいなかったのもいまいち映画に入り込めなかった原因かも。登場人物がみんな憂鬱で、ある意味確かにアメリカ映画っぽくなくてロシア文学を題材にしてるんだな~って分かります。
そもそも家族が集まる映画ってロクなことが起きないですよね。
折角いい役者はそろっててお芝居は申し分ないと思うので、いろいろと勿体なく感じてしまいます(中でもジャン・レノがおそろしく空気でしかない)

ウィショ君は前衛的な芝居を作ってる芸術家・・・っていうか厨二病っぽい痛々しい子。ウィショ君に激甘な私ですら、あのウィショ君の芝居はお世辞にも褒めらません。とりわけ家族に見せたりなんかしたらみんな率直にボロクソ貶すに決まってます。こんな息子は嫌だなww
迷彩服のウィショ君が見れる点では中々貴重な作品でした。
ロアー

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