どら焼き

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのどら焼きのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ジェームズ・キャメロンを疑ってはいけない!
CG、3D、脚本、演出、俳優の演技、あらゆる要素が最高レベルで融合することによって、人類が映像で表現できる限界をぶち破った超絶大傑作。
映画を映画館で観ることの概念すらも書き換える驚異の192分でした!!!!

パンドラの生物、文化や歴史まで細かく作り込まれた上で描かれるストーリーとリアルな3D映像は、ドキュメンタリー的な魅力を感じる。大スクリーンで観る3D映像はもはや映画鑑賞ではなく、パンドラ旅行をしているよう。とにかく美しい。特に3D HFRでの水の表現はこれまでに体験したことのない実在感のある映像で、時に水の中で息のできない苦しさすら感じるほどだった。

パフォーマンス・キャプチャーもさらに進化していて、俳優の演技の細かいニュアンスまでアバターやナヴィがトレースしているように感じた。シガーニー・ウィーバーに10代の少女を演じさせるなんて、本作の技術がなかったら絶対実現しないし、全然違和感がないのがスゴすぎる!

そして超大スケールの物語と登場キャラクターそれぞれの個人的な物語が違和感なく、調和している神業!ゆったりとしたペースで普遍的な物語を紡ぐスタイルはまさに映画の王ジェームズ・キャメロンだからこそ許される特権!

本作によって、映画や映画館にはまだまだ表現の可能性があると感じたし、今後がますます楽しみになった。
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