EPATAY

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのEPATAYのレビュー・感想・評価

3.7
やばっ….....
まじ舐めてました.....
こんなん映像革命じゃないですか......

CGがキレイとかVFXがすごいとかそんなレベルの話じゃなくて、 えっ今、 ナショナルジオグラフィック見てたんだっけ?と錯覚するほど。

特に水中のシーンの没入感がすごくて、 あの海洋生物たちはまじで実在してました。
家のテレビじゃこの体験は出来ないし、 今すぐ映画館へLet's Go案件なんだけど......

ただ果たしてこれからの映画はこのレベルでやってほしいかと言われるとそれは微妙。綺麗すぎるが故にCGと実写の境目が気になる部分もけっこうあった。特に終盤の戦争シーンはCGなのかセット撮影なのかがはっきりとわかるので違和感がすごい。解像度が高過ぎる故の欠点ってこういうところに出てくるのかとある意味興味深かった。

あとは映像面を抜きにして考えたとき、果たして面白いのかと言われるとうーん......ってなっちゃう気もする。

192分もあるのにダイジェスト感が強くて、キャラ同士の関係性の変化だったりがすごくわかりにくい。

“戦う”“戦わない”のテーマに対するアプローチの仕方もなんだか変でスッと入ってこない。結局こうなるんだったら始めから森にいても同じじゃない?という疑問が消えない。

また、家族の物語としても、キャラの内面の動きを極端に端折ってるので彼らがどう成長したのかがよくわからないし、そもそも今作から出てきたキャラなのに皆さんご存知の彼らの物語ですよ感を出されても困る。

192分もあるのに物語に対する描きこみができていないのはどうなの?しかもこれだけ長いととんでもない映像にも慣れてきてしまうので、余計物語面の欠点が気になってきてくる。

アクションもやってること自体は平凡で、それ自体には全く興奮しない。

それから、誰かがいなくなって助けに行って...のくだりがさすがに多すぎる。というかそれしかやってないから途中からウザくなってくる。


見たことのない映像には興奮しっぱなしだったし、確かに夢中で観てはいたんだけど、早く次が観たい!!とはならない不思議。

ということで、1作目同様に家のテレビで観たときや、この映像レベルが当たり前になった時に観ても面白いとは思わないだろうなというのが正直なところ。だからこそ?この興奮は映画館じゃないと体験できないし、高いお金を払ってDOLBYやIMAXで観る価値はめちゃめちゃあるとは思う。

(Dolby Cinema 3Dにて鑑賞)
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