アメコミヒーロー映画を観て久々に感じたこの気持ち。軽妙でかつポップな雰囲気はそのままに、前作よりもパワーアップしたみんな笑顔になれる作品だった。
冒頭の人命救助シーンの楽しさなんて「そうだよ!これだ>>続きを読む
これは良くも悪くもなんだけど、幼少期に大好きだった映画を大人になって見返した時みたいな感覚だった。
いまの子どもたちにとってのマスターピースになり得る映画なのは間違いない。セットで作り込まれた世界観>>続きを読む
いやー面白かった。緩さと激しさの緩急が最高。タイトルの出るタイミングがかっこよすぎて思わず拍手しちゃった。
そもそもにWinny事件を知らなかったので、こんなことがあったんだ......という所から夢中になったし、全貌を知ったあとにこんなことがあったのに何も変わってないのが“今”なんだと思って閉口した。
みなさんいつも立派に講釈垂れてますけどもあなた達の程度なんてこんなもんですよと、びっくりするくらい品性下劣に人間の本性に迫る映画。信じられないくらいゲ○、ゲ○、ゲ○、ゲ○まみれで最高だった。ああいう地>>続きを読む
すごくヘンテコでとても壮大でかなり複雑で、でもとてもとても小さくてシンプルな物語。笑えてグッとくる傑作だった。
マルチバースという概念を、限りなく広がる可能性と位置づけるのはよくあるけど、そこからさ>>続きを読む
笑顔で自殺する呪いにかかった精神科医の女性が笑顔人間の恐怖に襲われる!おもしろかった!!適度なグロさもあるし、意外とストーリーもちゃんとしていてハラハラした。明日から笑顔の人に話しかけられたら泣いちゃ>>続きを読む
日本版からトンチキ要素を一切排除したかなり出来の良い作品。
ファーストショットからお洒落で惹き込まれるし、犯人は早い段階で明らかになった上でどこを大事にしている作品なのかを示すあたりも非常にスマート>>続きを読む
え、いいじゃん!
ティーン向けホラーのギリギリを攻めてやろうという気概を感じるし、キラキラ青春ムービーのフォーマットとの相性も良かった。ゴア描写もうちょっとだけ...!とは思ったけど、井戸からウジャウ>>続きを読む
年甲斐なくおっさん二人が「なんで俺のこと無視するんだ」「お前とはもう話さない」と痴話喧嘩する様をひたすら見せられるだけなんだけど、最終的には人類の抗いようのない愚かさみたいなところまで行き着くすごい映>>続きを読む
夢のない子どもたちが増えるわAmazonに仕事を取られるわですっかりやさぐれたサンタが強盗事件に巻き込まれことから暴力でサンタとしての矜持を取り戻していくハートウォーミングバイオレンスファンタジー。血>>続きを読む
エログロなんでもござれな至極真っ当ドッ直球なフェミニズム映画。男性至上社会を知恵と強かさと奇蹟で成り上がる主人公に震える。ずっと心の中であーあ......、あーあ......と繰り返していた。強欲は良>>続きを読む
原作漫画未見。誇張なしに8回泣いた。総集編感はどうしても否めないんだけど、そこの行間を音楽のパワーで埋めるというものすごいことをしれっとやってのけてる。結果、その総集編感がむしろ「まるで一瞬だった、け>>続きを読む
やっと2歩目に進んでくれる映画が来たな......“ドラマティックな悲劇”の先にある普遍的な人間としての“生”を描いた映画。悲劇も喜劇もマジョリティのためにあるわけではない。邦画よ、ここからさらに加速>>続きを読む
これが映画史だ!と自信満々に言われても「えぇ...」って感じだけど、その拗れ具合含めて愛おしいし、なんだかんだでまんまと乗せられていたのは確かだから自分はこの映画が好きなんだと思う。糞で始まってケツ穴>>続きを読む
酔ってマンホールに落ちてしまうデキる男川村。足を大怪我しハシゴも壊れてしかも明日結婚式だしで絶体絶命のなか唯一の希望であるスマホを駆使し助けを求めるがどんどん事態は悪化していき......穴からどう助>>続きを読む
タイトルのインパクトと裏腹にけっこう地味な映画。
アクションパート(特にカーチェイスシーン)は楽しめるが、それも割と一辺倒なのでテンションが持続しない。
ドラマパートも説明描写が多く退屈さが否めな>>続きを読む
キャラクターに現実味が極端に感じられなかった点と、全体的にわざとらしいというかあざといというか.....であまりノリきれなかった。
内面だとかバックボーンに中途半端に踏み込んでいるのが違和感の正体か>>続きを読む
『search/サーチ』みたいだけどサーチよりおもしれえなと思って観てたら『search/サーチ2』だった。
前作よりさらに解像度の上がったインターネットあるあるを駆使して、前作よりもワールドワイド>>続きを読む
年間ベスト10には入ってこないだろうけど、10年後にも思い出すであろう映画だった。
スピルバーグの自伝的映画といえど、シンプルにエンタメとして面白いし、そこに且つスピルバーグが言うからこその説得力み>>続きを読む
すごく良かった......
今年ベスト候補。
差別と暴力にあふれる世界で押し潰されそうになる主人公たちを照らす映画館の“光”
海岸沿い映画館というロケーションの良さを活かした全体の美しさはビジュア>>続きを読む
個人じゃなくて会社ごとタイムループしているという設定のもと“日本らしい”アプローチの数々が新鮮ですごく良かった。
裸で街を歩いて見るとか嫌な上司に復讐してみるとかそういうんじゃなくて、いつループから>>続きを読む
変に感動をゴリ押してなくてそこは好印象。コメディのバランスも丁度良かった。
この「どうせしょうもない自己啓発系感動映画なんでしょ」と思ったらすごく真っ当な作品だったという感覚、別の映画でもあったなと>>続きを読む
初見時は、基本暗くて誰がなにをやっているのかスッと入ってこないし、凄惨なリアリズムと超自然的なファンタジーが入り交じるから情報処理に精一杯で苦手意識持っちゃったんだけど、2回目行ったら全然シンプルな映>>続きを読む
《現実逃避型》エンタテインメントという謳い文句に相応しく、藤ヶ谷太輔が逃げて逃げて逃げまくる駄目男ロードムービー。
基本的には主人公が一緒にいる人に怒られて、逃げて別の人の家に転がり込んでまた怒られ>>続きを読む
失われゆく伝統工芸、国際結婚、在日外国人、テロリズム......人権を語る上での諸問題を詰め込み“家族”の本質を問いただすヒューマンドラマ
役所広司の役者としての貫禄によって重厚なドラマに仕上がって>>続きを読む
元カノが今カノが「リベンジポルノ」を防ぐために奔走して......というアウトラインから2転3点と物語がツイストしていく佳作。
緩いケイパーものから邦画っぽい陰惨なドロドロ劇に発展していくのかと思い>>続きを読む
ダイヤモンドプリンセス号での集団感染から丸3年が経とうとし、コロナ禍での生活にも慣れてきた今、忘れかけていた大人としての矜持を思い出させてくれる良作。
内容自体は王道のパンデミック物で、パニックにな>>続きを読む
おもしろい!
ジャンルとターゲット層を絞って、そこにちゃんとアジャストすることでこんなに面白くなるとは。
そうきたかという視点の目の付け所が非常に良いし、そこに対しての構成もよく練られていて素晴ら>>続きを読む
子どもたちが楽しそうに躍動しているだけで100点満点あげたくなる。特にクライマックスのパフォーマンスは圧巻。
世界観としてはかなり寓話的で現実味は一切ないけど、それがミュージカルというジャンルにハマ>>続きを読む
面白い!
金持ちとその周りに群がる人たちの空虚さを茶化しつつ、これいくら金掛かってるんだろうというリッチさで魅せていく非常に楽しい映画。
もはやミステリーは二の次感があるけど、ダニエル・クレイグが健>>続きを読む
シベリア抑留を知ってもらうというのは良いけどプロパガンダ映画の枠を出ていないし、本人たちは事実を述べてるだけなつもりで無自覚でこうなってんだろうな。
打ち出したメッセージは立派だけど、可もなく不可も>>続きを読む
警官が少年を暴行し殺害した事件をきっかけに始まる民衆の暴動。長回しによって大義が暴走していく様を異次元の臨場感で体験させる。オープニングで傑作であることを確信。そして絶句する結末。この物語は決して他人>>続きを読む
すごく楽しみにしていたんだけど、感情がピクリとも動かず。あれを余白と呼ぶのは好きじゃないね。シイノだって少なからずマリコに依存していたわけで、シイノをやさぐれてるけど良いやつ、マリコを可愛そうで弱いメ>>続きを読む