あいう

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのあいうのレビュー・感想・評価

2.1
つきあいで。直前に1のストーリーをネットで調べて。
映画ではなく、映像博覧会としてみれば素晴らしい出来。架空の世界の生態をあんなにも美しく見せてくれるとは。

映画としては、ひどい出来。地球人の再襲来に対して、「家族だけ逃げる」という選択。それで仲間は助かるみたいなこと言ってたけど、地球人たちは君らが逃げたの知らないし、君らを殺すためだけに来たわけでもないと思うのが普通では。その後も「何のメリットも提供せずに別部族にかくまってもらう」「別部族は命をかけて主人公たちをかくまう」と、およそ意思のある生物とは思えない選択の連続。海の映像を入れたいために展開を考えたんだろうけど、もう少し考えられなかったかね。
最後「けりをつけよう」と船で殴り合った末、どちらもほぼ無傷で生還。結局は実働部隊を一度壊滅させただけで、また来るでしょ。そもそも、記憶を持ったコピーが襲いに来るのであれば、何度殺しても無駄だし。
いじめてきた部族の長の子供は活躍させるべきだったよな。日本のマンガなら確実に胸熱展開を用意したはず。父親の素性とか、群れからはぶられてる個体とか、放置された展開もあまりに多かった。

根本的にありがちな戦争ものでしかないので、おとなしくありがちな戦争ものを撮ってればいいと思う
あいう

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