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アバター:ウェイ・オブ・ウォーターのneuのレビュー・感想・評価

3.0

【初段】
3Dで観ました。
電脳アトラクションとして、面白かったです。没入感I -MAX。アドレナリンドリブン万歳。I-MAXという名前の語源は知りませんが、「主観性MAX」ということなのでは?と拙な脳は考えます。

アバターの世界観に触れるのは、これが初めて。
先日に『すずめの戸締まり』を観た流れもあるが、色彩が交感神経優位になりそうな発色映画群。

「内容というより、世界の没入感が特筆」

ガチガチに固まった精神が少し絆される。
ストレスが発散されたのか。逆にこの没入感がストレスになる人もいるのだろうが、近視眼的にはとても快楽。ゲームの快楽に近い。

もう一度観たいかと問われると、そうではない。「あぁ綺麗だなぁ」という気持ちと、「えっと、なんでこの軍人風はこんなに追いかけてくるんだっけ」という気持ちが交互に去来する3時間。

-宇宙から来るsky peopleとパンドラに住む人々の対立-

宇宙人から見たら、地球の人類って、アバターのように見えるのか、とか。

-あるいは、世界を考えるヒントとして-

後半に入ると、クジラみたいな生き物が出てきて、人間以外の存在にまつわる倫理が問われ始める。
人間が地球と共に生きる、とか
宇宙人に類する存在になりたいか、とか
故郷を離れること、とか。

映画というフォーマットでなし得てきた表現が

読んだことないけど、『白鯨』とか思い出す。

でも、見終わったあとの虚無感はすごかったな。性質的にそうではないけど、主観的に生きる訓練にはなりそうだ。
今この瞬間、now the time
私の人生の3DI MAXとかかなり苦痛。
映画そのものというより、3DI MAXの機能性について、考えてしまった3時間だったのかもしれない。
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