リーアム・ニーソン主演の人気シリーズ第３弾。元妻の殺害容疑をかけられた元CIAの凄腕諜報員が警察に追われながらも真相を暴こうとする姿を描いたアクション映画。
シリーズで定着された安定感があって面白いには面白いですが1作目、2作目に比べると随分落ちたかなということ印象。
なんというかシリーズの醍醐味の疾走感があまり感じられないんですよね。
黒幕は大体の予想が当たってしまう底の浅さでミスリードもあまり機能していません。
主人公が犯人に迫っていく感じもちょっと薄い。
フォレスト・ウィティカーは好きな俳優ですがキャラが立っておらず空気と化していて残念でした。
ストーリー上、大胆な事ををした割りにはこの程度かというお話で深みに欠けますね。
中盤中弛みしますね。早送りしたい衝動に駆られたのはシリーズで初めてです。
アクションシーンは相変わらずの迫力で見応え十分ですし、リーアム・ニーソンの安定感ある演技も健在です。
冒頭のタイトルバックもトニー・スコット監督の演出みたいでオシャレな感じで好きです。
96時間の邦題はもうやめた方がいいですね。時間制約を感じないし。
期待値が高かった分、がっかりもありましたがアクション映画として十分な出来だと思います。
