Jumblesoul

LOW DOWN ロウダウンのJumblesoulのレビュー・感想・評価

LOW DOWN ロウダウン(2014年製作の映画)
4.0
実在したジャンキーの天才ジャズ・ピアニストの物語。
主人公の娘と母親以外は、まともな登場人物がでてこない。娘のボーイフレンドも若いのに癲癇の持病があるという徹底ぶり。
50年代から活躍しているジャズ・プレイヤーの殆どが重度のジャンキーやアル中だが、だからこそあのような人間離れしたプレイができたのかと思うと複雑な気持ちになる。
娘役のエル・ファニングが実に素晴らしく、冒頭のレコードに針を落とす横顔や、ラストの注射針を見つめる表情がとにかく美しい。間違いなく彼女のキャリアの中では最高作と思うが、日本は劇場未公開作とは信じられない。
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