無限に広がるトウモロコシ畑に囲まれた一軒の豪邸。
そこで9歳の双子の兄弟は、母親の帰りを待つ。
しかし帰ってきた母親の顔は、白い包帯でグルグルに覆われていた。
更に彼女は別人の様に冷たい性格になり、兄弟に暴力を振るうようにまでなってしまった。
以前のような優しかった母親はもういない。
2人は彼女が本当に自分の母親なのかと疑い始める。
試行錯誤を繰り返し、彼女の正体を暴こうと彼らが最終的に行き着いた先は、拷問。
子供が故の幼稚で、残虐性のある拷問は徐々に狂気を帯びて…
ひとつまた、ひとつと歯車が狂っていく。
得体の知れない包帯グルグルの母親の恐怖から、拷問する狂ってしまった子供への恐怖のシフトチェンジ。
オチは早い段階で読めましたが、怖いというよりかはなんだか切ないラストでしたね。
