まっつん

グッドナイト・マミーのまっつんのレビュー・感想・評価

グッドナイト・マミー(2014年製作の映画)
3.7
可愛い双子が家に帰ったら母親が包帯だらけで「あれ?」ってなる本作。

本作最大の魅力は全編を貫く尋常じゃない緊張感だと思います。撮影や美術などが非常に高いレベルで行われており、本作特有の寒々しいタッチが異常なまでの緊張感を醸し出しています。また話のほとんどは一軒家の豪邸で起こることなのですがその空間の切り取り方が上手いため生まれる幻想的な雰囲気も大きな魅力だと思います。

また実は結構なネタバレ厳禁映画だったりもします。勘のいい人ならわりと序盤で気づきそうなトリック(僕は超ビックリしちゃいました笑)なんですが、それに加え前後半で全く別の映画になっていくというお話上のツイストが素晴らしいと思いました。どこから明確に変わっていくのかは分からないけど気づいたら....っていうこの感じが非常にスマートでしたね。

また僕の大嫌いなゴキブリ(こいつがめちゃでかい笑)が出てきたり、痛いシーンがきちっと痛そうだったりと結構ポイントの高い作品でした。