フライトでチリを訪れたドイツのキャビンアテンダントのレナは、恋人でジャーナリストのダニエルとともに、チリの軍事クーデターに巻き込まれてしまいます。
ダニエルが反体制勢力として捕らわれた、拷問施設「コロニア・ディグニダ」は、慈善団体施設を隠れみのに、「教皇」と呼ばれる元ナチス党員パウル・シェーファーが暴力で住人たちを支配する脱出不可能な場所だった。
レナは囚われの身となったダニエルを助け出すため、単身コロニアに潜入しダニエルを救う為奮闘する姿を描いたスリラー映画です。
前々からずっと気になっていた作品で実話に基づくノンフィクション映画だと思うと信じ難く震える程恐ろしく怖い映画でした。
最初からのラストまで緊張が途切れる事なく、ひたすらドキドキハラハラして気が休まらない映画を久々に観たような気がします。
実際に脱出した人達からの証言で作られた作品と知り本当に感慨深いものがありました。
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「コロニア・ディグニダ」に入ったら最後、女性にもキツい労働をさせ、気にくわない事が起きればパウル・シェーファーから暴力や拷問をされる様が何とも言えず、人を人と思わないパウル・シェーファーが憎くてしかたなかったです💢
こんな場所が現実に存在したという事が信じがたいし、とても苦しかったです。
囚われの身となったダニエルを助ける為にレナは自分の身の危険を晒しながらも奮闘する姿に心打たれました😭
私だったらレナの様な行動がとれるのかと思ったら怖くて無理なのではと思いました。
エマ・ワトソンがとても美しく勇敢な役柄がピッタリでした。
脱出シーンでは、心臓がバクバクして手に汗を握りました。
エンドロールに40年間で脱出できた人数わずか5人と書いてあり当時の写真が映し出され胸が苦しくなりました。
この映画は辛く苦しく重い映画でしたが観て良かったと思える映画でした。
見応えがとてもあり、この事実を沢山の方に知って頂きたいなぁと思いました。
