ただエマ・ワトソンを見たいがためだったんですけど、そんな軽い気持ちで観るような映画じゃなかったですね…
非常に重苦しい映画。
実在したチリの拷問施設「コロニア・ディグニダ」からの脱出劇を描いた実話に基づいた作品。
どこまで忠実に再現しているかは分かりませんが、拷問のシーンや少年への性的暴行を匂わすシーンなど、直接的な描写は少ないものの、十分に恐怖や異常性は伝わってきました。(実際はもっと酷かったであろうことは想像に難くない)
後々調べたところによると、この施設の教皇と呼ばれた男は元ナチ党員だったらしいのですが、映画内では全く触れられていなかったので、その辺の描写があっても良かったなとは思いましたけど。
しかし何より、2度と生きては出られないような危険な施設に、恋人救出のため単身で潜入したか弱き女性がいたという事が1番の驚きでした!(やっぱりエマ・ワトソン良かった!結局それに尽きます。笑)
ハラハラドキドキのスリル満点で手に汗握りました!