ちったん

ブリッジ・オブ・スパイのちったんのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.0
「不屈の男」と評される、スパイよりも強靭な精神力と行動力を持つ弁護士のお話です。
まず持って主人公の弁護士とソ連人スパイの関係性が魅力的だ
お互い感情を爆発させるようなことはしないが、細かなやり取りから互いへの敬意と信頼が感じ取れる。
異なる立場同士の友情というと「ミッドナイトラン」を思い出した

それにしても重苦しく、色気ゼロの男臭い題材を長時間のエンターテイメントとして描き出すスピルバーグの演出力は見事ですね。
物語前半の、平和で活気ある我々の見慣れたアメリカ国内の描写と、後半からの東ドイツ国内の不穏な空気感との対比が印象的です。
他にも主人公ドノヴァンがドイツとアメリカの両国で電車内から目にする光景にも旨さが光っていました。
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