nz

ブリッジ・オブ・スパイのnzのレビュー・感想・評価

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
4.0
派手な演出はほとんどありません。しかし理性的に観ながらも映画の世界に没頭できる。物語が仕事人の話なら、作り手も仕事人すぎます。

法を守るは人を守る。
冒頭で主人公ドノヴァン氏は厳格に法を遵守する機械のような人間なのか?と懐疑心を抱きますが、そうじゃないんです。
冷戦下、高まる愛国心、正義感と人道的な感覚、人情…そういうもろもろに裏付けされている行動なんだ、というのがじわじわ分かってきます。そして法というものの尊さ。この二つに引き込まれながら怒涛の展開へ。
アベルとの交流は少ないけれど、その分少ないセリフが際立って印象に残ります。

余談ですが字幕がすごく良かった。
nz

nz