ししまる

ブラック・シーのししまるのレビュー・感想・評価

ブラック・シー(2014年製作の映画)
3.6
◼️概要
2014年英米の潜水艦スリラー。会社を解雇された海洋サルベージ専門家ロビンソンは、第二次大戦中に金塊を積んだドイツ軍の潜水艦Uボートがグルジア沖の黒海に沈み発見されていないと聞き、ロシア人とイギリス人によるチームで引き揚げを目指す。
◼️キャスト
ロビンソン: ジュード・ロウ、資金支援者の代理ダニエルズ:スクート・マクネイリー、サイコパスのダイバーであるフレイザー:ベン・メンデルソーン
◼️メモ
潜水艦の外観撮影の一部はイングランドの川沿いに係留されている元ソ連海軍のフォックストロット級潜水艦「U-475 ブラック ウィドウ」(ソ連運用時は「B-49 」)が使用されている。本艦はレニングラードのスドメク造船所で建造され、1967 年に就役。バルト海艦隊に所属した後、訓練船として使われたが94年に廃止され、個人に売却。ロシアのウクライナ侵攻後、ウクライナ支持の印として、ウクライナ国旗を掲げた。
◼️感想
サイコパスが乗ったオンボロ潜水艦で岩礁の間をくぐり抜けなければならないという究極のサバイバル。ほぼ女性が出てこない、むさ苦しい男たちの話。序盤はいまひとつだが、潜水艦モノに外れなしで緊迫感があった。事故や殺人で乗組員たちが次々死亡し、操舵や機関、ソナー担当など航行に必要な最低人数である9人の確保が難しくなるのも斬新。ラストは悲しいが、あれもあり。ただ金塊探しの冒険モノを期待すると裏切られる。
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