進藤先生

海にかかる霧の進藤先生のレビュー・感想・評価

海にかかる霧(2014年製作の映画)
4.0
①人間誰しも“ 理性 ”を持って生きているが、極限状態になればそんな“ 理性 ”も呆気なく崩れ去り“ 人間の本性 ”がむき出しになる。

「貴方はこの状況で理性を保つ自信がありますか」

戦争映画によくあるこのテーマを「殺人の追憶」の監督&脚本コンビが実話をベースにして、ある衝撃的な出来事をきっかけに“ 人間の本性 ”を見応えたっぷりにあぶり出していきます。

②「殺人の追憶」の後味の悪さからもう見るものかと思っていたが、あの救いようが無い余韻を何故かまた味わいたくなり( ヤバい!これは病み付きか⁈ )鑑賞しましたが…

結末は良い意味で裏切られました。

「生きたい」「愛する者を守りたい」というこれも“ 人間の本性 ”を描き、ある意味“ Love Story ”な展開で、期待とは違う余韻に浸る事となりました。

この余韻は本来大好きなので良いのですが…

③極限状態の“ 愛 ”は燃え上がる⁈

命の危機に直面した後の男女の営み(ハッキリ言ってSEX!)の場面は妙に興奮してしまった。
同時期に見た映画にも同じような場面があるが、この極限状態での“ 愛 ”を味わってみたい気持ちあり。

下ネタでは無いですよ!
真面目な“ 人間の本性 ”です(大汗)

2015/4/26 TOHOシネマズ上大岡
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