超音速旅客機が、勢いあまって宇宙空間へ？

｢んな、アホなっ！｣とツッコミつつも、｢レスキューもの｣って何だかんだ言いながら最後まで観てしまいます。

｢スターフライト･ワン｣の操縦桿を握る熱血漢を演じるのは｢600万ドルの男｣ ｢超高層プロフェッショナル｣のリー･メジャース。

ところで、マーク･ウォルバーグが主演する｢600万ドル～｣のリメイク作品｢60億ドルの男｣が楽しみですね。

リー･メジャースが演じた無敵のサイボーグの1000倍強そうなタイトルがいいなあ。(笑)

• #航空パニック♪

　「燃えるぞ」

　人類初の民間人を乗せての宇宙飛行。その処女飛行でトラブル発生!　果たして乗員乗客は無事に地球に戻れるのか……?

　乗客たちがもっとワーワー騒いで争いごととかが起こるようなパニックものと思っていたけど、案外おとなしい内容で地味だった。いかにして宇宙空間から人々を救い出すか?　に焦点を合わせた内容だった。
　で、その救出方法がなかなか突飛な作戦で、しかもおっかない。ここは宇宙空間ですよー!

　結局は利益重視のお偉いさんたちが、ロクに安全確認しないままゴーサインを出したばっかりに起こってしまった、いわゆる人災。まあ、良くある話。いや、実際にはあってはならないんだけど。
　しかも救出のために地球からスペースシャトルコロンビア号を打ち上げては帰還させ、また打ち上げては帰還させ……を繰り返す。確かロケットとかの打ち上げって、1回だけでも何十億ってお金がかかるんじゃなかったっけ?　もうこれ、国が傾くだろ。

　最近になってようやく民間人による宇宙旅行が実現し始めた今、本作を鑑賞するのも面白いかもしれない。