leyla

1001グラム ハカリしれない愛のことのleylaのレビュー・感想・評価

3.7
人の魂の重さは21gが、タイトルの由来となっています。

世の中にはこんな仕事があるんだ〜と驚き。いろんなモノを計る職業があるのも知らなかったし、国際的な基準となる“キログラム原器”というものが各国にあって、あんなに厳重に扱われていることも知らなかった。時間の基準はイギリスだけど、重さの基準はパリにあるのね。へぇ〜

ノルウェー国立計量研究所に勤務する女性マリエの物語。離婚し、父が亡くなり孤独になったマリエは、ある日、ノルウェーからパリへ、キログラム原器を抱えて国際セミナーに参加し、そこで一人の男性と出会う…

整然としたオシャレなインテリアは、離婚後の孤独感や飾り気のないマリエの性格を象徴しているようで、見ていて寂しくなる。反対に、出会った彼の部屋の描写には温かみがあって対照的。

淡々と地味に進むけど、最後に風呂場でのイチャイチャしながらの会話にホッとした。真面目そうなマリエも、ちゃんと女子なのね。よかった。
ラストに数字の下ネタかいっ!笑

なぜ離婚したのかとか、彼女の気持ちを伝えるセリフはほぼない。ベント・ハーメル監督の目のつけどころの面白さと独特な空気感を楽しむ大人の恋愛ストーリーでした。

電気自動車がオモチャみたいで可愛い〜♡さすが北欧。


配信終了間近
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