ノルウェー、ドイツ、フランスの合作。
「キログラム原器」(1キログラムの質量の定義する人工物)を作品の基準(文字通り"基準")に置いた作品。1人の女性の"とある基準が失われ"、それによる女性の心情的・行動的変化を経て、新たな"基準"を見つけるまでの話。(ここまで言ったらほぼネタバレかも…。)
ストーリーもさる事ながら、描写もこれでもかと言うほど綺麗で、洒落ていて、美的感覚がほぼ無い自分でも心落ち着く作品。
最後の若干の性的な描写もとても知的で美しく感じた。
深く考えず、まったり観ても心安らぐ良作でした。終わった後、この作品について、頭でストーリーを思い返して、凄く気持ち良い氣分になれました。
