草原の実験のヤスヤスのレビュー・感想・評価

ロシア映画は、「炎628」といくつかのアニメーション作品しか観たことがないが、映画の奥深さを再認識させてくれる作品だった。
自然の音と最小限の音楽。セリフは一切ない。主人公の少女の透明感＋αの圧倒的な魅力、風や光の切り取り方や見渡す限りの地平線など、想像を絶する自然美、緻密に計算された映像の素晴らしさで、セリフの必要性を感じない。
印象的なシーンが多く、スクリーンで観たかった。
実話ベースのようだが、ラストは衝撃を受けた。（何も知らずに観て良かったが、タイトルはいただけない。）