正義のためには制裁も躊躇しないキアヌが元同僚が殺された事件に立ち向かうサスペンスアクション。
キアヌが、仕事中に酒を飲んだり、いきなり殴りまくったり、なかなかとんでもない刑事なのですが、キアヌだからかそんなに悪そうに見えないところが逆に良かったです。
シリアスな現場を描く上で、本来なら必要悪ってどうなの？という議論もある中で、そこはエンターテイメントを重視してくれて気が滅いらずにすみました笑
そんなキアヌがさらなる巨悪に対峙していく。映画としてのストーリーはよくあるものかもしれません。
でもなぜか、映像がリアルっぽく見えるんです。※もちろん現地のことは知りません。
これが妙に緊張感を高め、ド派手なアクションが頻発しなくても展開が気になってしまう。映像全体の雰囲気の大切さを感じました。デヴィッドエアーさんは、こういう映画得意ですよね。
本当にリアルを知っている人にとってはディテールが気になるところかもしれませんが、この全体を漂う緊張感の持続が素晴らしい映画だなと思いました。
あと、キアヌがクリスエヴァンスとコンビを組むとは！キャプテンアメリカと同じような真っ直ぐさながら、こちらが心配になる程に、恐怖や焦りがすごく伝わってきました。
