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フランケンウィニーのmitakosamaのレビュー・感想・評価

フランケンウィニー(1984年製作の映画)
3.5
ティムバートン初期のショートフィルム。如何にも低予算なモノクロ中短篇だが、ティムバートンの悪趣味かつロマンティシズムに溢れてる。

映画好きな少年だが、愛犬スパーキーを事故で無くしてしまう。
学校の授業で電気を流して動くカエルの解剖を見て、愛犬を復活させる。
手作り感満載で機器を作るが、見事スパーキーは復活。
怪物として近隣住民から追われるが、火事になった風車から少年を助け出すスパーキーに住民も理解を示す。

まずスパーキーがとにかくカワイイ。いい感じにカワイらしいブルテリアなんだよな。しかもフランケンシュタインの怪物の様に復活してもカワイイ。
体中に縫い目が付いているだけ。というか縫い目の付いた服を来ているだけの犬。めっちゃシッポを振ってる。

超古典ホラーであるフランケンシュタインの怪物を犬でやるというアイデアも最高。縫い目はティムバートン作品には描かせないモチーフだし、今作を持ってティムバートンの作風に必要なピースが出揃った感じ。
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