LEE

ザ・格闘王のLEEのレビュー・感想・評価

ザ・格闘王(1994年製作の映画)
3.3
ショーコスギ監督、ケインコスギ主演の一本
見ていて絶句してしまった作品だった


殺された父の仇を討つためケインコスギが陰謀蠢く国際武術大会に挑むというストーリー
とにかくストーリーがどれだけケインを酷い目に遭わせられるかということのみで進行していて、辛い展開の連続で見ているのがしんどい
そして感動のラストかと思いきや……2ありきの企画なのかもしれないけど、それにしてもあんまりだった
登場人物もそこまで魅力を感じられず…もうちょっとヒロインとの関係性は深掘りしても良かった気はする


アクションはショーコスギのハリウッド映画基準で見ると頑張っている方だと思う
若いケインと身体能力が爆発していて、華麗な旋風脚やバク転などを披露してくれる
でも香港映画と比べるとどうしても見劣りはしてしまう
特に倉田先生に関しては本人の動きは素晴らしいんだけど、香港時代の活躍を知ってるだけにアクション全体のテンポがショーコスギのアクションのテンポになってしまっていたのは勿体無いなと感じた
あとせっかくの武術大会なのにそこまで特色が出てなかったのと、編集がやや見辛いのも気になった


アクションは多いので見れたけど、映画としては頭を抱える作品だった
それにしてもムエタイ使いの人、全然動けなさそうな人だったなぁ
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