caramel

おいしい生活のcaramelのネタバレレビュー・内容・結末

おいしい生活(2000年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

伝え聞く彼のプライベートには関心できないことも多いけど、
人間の愚かしさを皮肉たっぷりに、
面白おかしく描いたらやっぱりウディ・アレンの右に出るものはいないのでは?

ただ、人をあくまで見下す(彼自身のことも含んでいるとは思うけれど)姿勢を崩さないウディ・アレン作品はいま見るのは個人的にはちょっとキツかった。

✳︎ストーリー展開
元泥棒と元ストリッパーの夫婦は、
夫が思いついた銀行強盗計画を遂行するため、カモフラージュ用のクッキー店をオープン。
しかしお菓子が大好きな妻が作ったクッキーは予想外に人気になり、夫妻は大金を手にする。

遊んで暮らしたい夫と、美術に関心があって社交界に仲間入りしたい妻はすれ違っていき、それぞれに新しいパートナーも見つかるが..

*感想
遠回りをしながらも、結局お互いでなければダメだと気付いていく夫婦(夫はそう言ってくれた妻に甘えてるだけだけどね)の姿に「お前ら、さっきのさっきまで好き勝手やってたやろー!」(とくに夫!)と、終わり方にはなんか腑に落ちないものを感じたけど、

ラストの展開で身を救うものは
「物事を見極める力」、そしてそれを身につけるためには本物を見続けることと、
理解するための知識が必要、と示すところは好きでした。

地味目なキャストなので、
フレンチーに「教養は大事だよ」と言ってくれていい人っぽかったのに、
結局金目当てなクズ男を演じるヒュー・グラントは目の保養✨
飽きずに見られるキャスティングのうまさは絶妙でした

映画天国(録画 かなり前のもの)
caramel

caramel