2012年のワールドツアーに密着したドキュメンタリー。各地の空港でキャーキャー言われてるいかにもな映像とかライヴ中の盛り上がりを見てるといちファンとして誇らしくなる。会場全体で日本語詞の曲を大合唱してるシーンも圧巻。
その一方で些細なミスもなぁなぁにせず常により良い演奏や演出を追求するプロフェッショナルな姿勢が印象的。ステージ上の備品を出し忘れたスタッフに対して「命に関わる仕事だと思ってやって」って言うてっちゃん怖すぎるけど一切の妥協も許さないからこそ見せられる景色もあると思うのよね。ただ、特にメンバーとの関係においてはお互い言葉を交わさずとも引くところは引いて、バンドの存続のために動いてくれてるところにものすごく愛を感じた。4人全員作詞作曲できるしソロ活動もやってるし、普通ならいつ解散してもおかしくないメンバー構成なんだけどここまで続いてるのは奇跡じゃなくてちゃんと理由があるんだなと思った。
色弱のはいどが補助メガネをかける何気ないシーンもすごくグッとくる。もともと絵描きとかデザイナー志望だったけど音楽と出会って色を気にせず表現ができるようになって、それで生み出された幅広い楽曲たちが自分の人生を彩ってくれてるの素敵じゃないですか…。
