かちと

ズートピアのかちとのレビュー・感想・評価

ズートピア(2016年製作の映画)
5.0
素晴らしい!!!!!

まず風刺ききまくってる内容をポップに観せるという仕事に大拍手。
本当に伝えたいことはただ伝えるだけでは誰かに届かず、手に届きやすいものにして伝えることにものすごく価値があるんだと思います。
たくさんのコンテンツに触れてそんなことを感じています。

だから、素晴らしい考えを持っていてもそれを分かりやすく表現する力がないと届かない。そして、分かりやすく伝えられる仲間を持つ人間力がないと届かない。なかなか厳しい世の中。

ジュディは差別された側として、その反発から生まれる活力によって正義を掲げたんだと思う。
(草食動物というだけで仕事を制限されたりすること)
しかし、その正義を貫いた結果、自分の中にも差別や偏見があることが浮き彫りになったというわけです。
僕が読んだ本の著者はこれをフェミニズムに重ね、ある人はまた違う何かに重ねたことでしょう。

あぁ、自分が差別や偏見と縁遠い人間で良かったと安堵することは一つの個性として認められても良いものなのだろうか。
多様性むずい。
かちと

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