けん

ズートピアのけんのネタバレレビュー・内容・結末

ズートピア(2016年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

誰しもが気付かぬうちに抱いている差別や偏見をディズニーアニメーションの動物が社会形成する世界観の中に落とし込んでいるのは観ていて素晴らしい。
ディズニー映画で社会的風刺をするのはどうなのかといった意見も多いが個人的にはめっちゃ好き。

内容はさすがのディズニー映画って感じで簡潔かつ笑えるシーンもあるので子供が見ても全然楽しいと思う。
逆に、大人に対しては本当に自分の考え方や気付かぬうちに誰しもが持っている偏見を見つめ直す機会を与えてくれるそんな映画。

キャラクターにも感情移入しやすい。
ニックのキツネであるが故にレンジャーになることを諦めてキツネとしてのイメージ像の姿になってしまうところなどまさに社会の縮図という感じがする。
反対にジュディのうさぎ=🥕作りのイメージから夢を諦めず警察官を目指し夢を実現するあたりは現代の誰にでもチャンスはある感じを表現してる気がした。

途中ジュディ自身が気付かぬうちに偏見や差別を持っていることに気付き後悔するシーンは本当に見てる側にもそのようなことってないかと問いかけられてるようでそれだけでこの映画を見る価値があるように感じた。

とにかく子供、大人誰にでもおすすめしたいディズニー映画。
けん

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