全く非の付け所がない!
すーばらしい。
様々な種族の動物が共存するズートピアで起こる事件に詐欺師キツネのニック、警官うさぎのジュディが挑む!
まず全く『余計なこと』をしないで作ったような印象。シーン数もテンポよく進んでいきます。(特に前半冒頭のテンポからズートピアまでは素晴らしい)
かといって、消化不良なところは一切無いです。
さらに動物たちが共存している街(ズートピア)の様々な仕組みがとてもいい!
電車のアイデアやゾウのアイスクリーム屋さんなど動物たちの魅力を最大まで表現。
今作は動物がメインではなくて、動物しか出てきません。人間が全く出てこないのは久しぶりなのかな?
時にニックがイケメンにジュディが可愛く人間らしさも垣間みえました。
そんなこんなでエンターテイメント的な要素に富んだ作品としてもみれますが、
もっと深いテーマ(差別問題)を物語の主題として置いています。
「肉食と草食」「キツネは信用できない」
「うさぎが警察官なんて…」
まるで人間の世界を動物に置き換えているように感じます。
「夜の遠吠え」なんて完全にこっちの世界の麻薬ですしね笑
これは続編を切望したいですね。
もしかすると「トイストーリー」に並ぶほどの傑作シリーズになるかもしれません。
(若干、強いて言うなら最後の展開はもう一捻り欲しかったー強いて言うなら、強いて言うならです。)