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モアナと伝説の海のtoncoのレビュー・感想・評価

モアナと伝説の海(2016年製作の映画)
4.5
アナ雪の3000倍ぐらい面白かった…!予告編の段階では全く興味なかったのだけど、映画の好みが似ているおそ松さん好きの友人から勧められ映画館へ。「恋愛要素あんまないし、冒険ものとして楽しいよ~」とのコメント通り、めっちゃワクワクしました。

モアナのアクションシーンは、パイレーツオブカリビアン的なノリもあり楽しい!もっと見たかったぐらい!!ちょっとした因縁のあるマウイとのバディものとしても面白さも抜群。歌はどれも全て素晴らしいのだけれど、とりわけメインテーマの曲は、物語の要所要所で効いて、感極まりまくりです。

「尾上松也が意外にイケボでびっくりしたわ」という友人の言葉にまんまと乗せられ、鑑賞前からyoutubeあさりをしてすっかり松也ボイスにハマる私…。もちろん吹き替えで鑑賞しました。マウイって、尾上松也の地のキャラなんじゃないかなぁ。ナルシストでやや傲慢、強気、でもヘタレ。そして誰よりもカッコいい自分でありたい、一番でありたい。

この映画を見るまで、私の中で尾上松也は、前田敦子を上手に踏み台にした男という印象でしかなかったけれど、本作を見て少し見直した。ああ、お芝居が好きな人なんだなぁ、そして自分大好きなんだなぁと。特に自分大好きぶりはマウイのキャラと本当によく合っていたと思う。

ズートピアは10分でリタイアした4歳の姪っ子も、モアナは集中して鑑賞。というのも、この物語、ものすごく脚本が分かりやすく作られている。モアナは随所で、自分が村の長として、海に選ばれたものとして、自分がすべきことを高らかに宣言し続ける。だから、小さい子にとっても、モアナの目指すゴールが分かりやすくて、共感しながら見れるんでしょうね。冒頭に流されるショートフィルムの効果も大きい。自分が大事にしたいことは何か、考えて、前へ進みなさい、そんなメッセージが詰まった壮大な物語でした。サントラもちゃっかりヘビロテしてます(^^)
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