りょーこ

われらが背きし者のりょーこのレビュー・感想・評価

われらが背きし者(2015年製作の映画)
3.0
ジョン・ル・カレ原作だけど展開はシンプルで今のところ一番分かりやすかった

2時間切っているのもあり観やすいのですが、その分なんか薄っぺらさも感じましたねぇ~

いっつも難解なジョン・ル・カレ作品をここまで纏めたのは凄い。
キャストも豪華☆

が、突っ込み所もチラホラあるのが残念でした。



ロンドン大学の教授ペリー(ユアン・マクレガー)は、妻で弁護士のゲイル(ナオミ・ハリス)と共に、モロッコに休暇にやって来た。

そこで賑やかな親父ディマ(ステラン・スカルスガルド)に出会い、意気投合。

しかしディマは、ロシアンマフィア"ヴォーリー"の資金洗浄を請け負っており、新体制になってからは家族共々命を狙われているらしい。

そこでディマは、ペリーにMI6との取引を頼む。

家族の亡命と引き換えに、ヴォーリーと繋がりのある政治家たちの情報を渡すとのこと。

ペリーは安易に引き受けてしまうのだが……



久しぶりにイギリス英語訛りにどっぷり浸れたぁ♪

ユアンのしょんぼり顔とステランのデカくて豪快なキャラの対比が良かったです(*‘ω‘ *)

あとは親を殺された双子ちゃんたちが天使だった!
ステランと遊ぶ姿はいつまでも見ていられる!!

が、たかが大学教授、しかも教え子と浮気して妻とはセックスレスなオドオド男が、こんな大それたこと出来るかなぁw?

逆に弁護士である妻のやり手な感じ、グイグイ引っ張っていく展開で見せて欲しかったかも。

簡単に色々引き受けちゃうし、意外と上手く行っちゃうのはちと拍子抜け。

ジョン・ル・カレ入門には良いかもしれません。
りょーこ

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